2012年05月14日

未知の土地での「旅行者心理」 (ただの雑感)

「出勤+夜からの出張で大阪滞在ジャスト24時間」では弾丸出張とは言えないであろうが、
久しぶりの大阪国際空港と未知の東部大阪へ赴いた。
伊丹空港のホテル、大阪モノレール本線走破、私にとっては完全に未知であり謎に包まれた京阪電車…、
さながら未踏の国へ行くような緊張感と高揚感で、
久々の「観光者心理ならぬ旅行者心理」を味わうことができた、とは大げさであろうか。

中部方面在住当時、沖縄へ行くためには「近鉄+伊丹」が最も利便性の高い手段であった。
伊丹は大阪中心部からのアクセス時間も短く、早朝出発の際に便利な空港内ホテルもあり、
コンパクトで個性的なサービスが多く、ほどよい喫煙所設置数の多さも嬉しい。【写真@A】

大阪モノレールは周知の通り、延長距離がギネスに載る近郊長距離モノレールである。【写真B】
京阪は複々線化区域の通過が格好良く、ほどよい喫煙所設置数の多さも嬉しい。【写真CD】
結局、関西方面は公共空間での喫煙所設置数が多いということなのだろうか。
公共政策的には、100人が100人全員で「周知の常識」を守れば規制などいらないと考えられる。
(おおげさな話)
全く関係のない話であるが、関西方面への業務旅行のシメは必ず京都王将か蓬莱である。
結局、関西方面は京都王将の店舗数が比較的多いということなのだろう。

自分の住んでいる地域の歴史や文化の知識も曖昧であったり、
「狭い日本」と言えど各地域の歴史や文化は奥が深い。
「グローバル時代」と言えど日本を知らずして海外への造詣も深まる訳がない、というのが好例であろう。

「ただの訪問記録」が主観的で偉そうな方向に進まないよう「ただの雑感」に留めておきたい。
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【写真@A:シングルフロアの空港ホテルと展望喫煙所、B:大阪空港駅、CD:通過と懐かしの駅喫煙所】
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2012年04月26日

さよなら21世紀 −思い出のホテルとの別れ−

思い出の場所が少しずつ消えていく。

2012年度は初年次クラスを担当しており、少なからず16年前の自分を思い出すことが多い。
東京から引っ越してきた寮の窓からは、乙羽岳とお墓とダチョウと沖縄の青い空。何もかも新鮮であった。
(また感傷発言か?)

今昔の名護を綴るシリーズが過去2回だけあったが、今回は昨年閉館した「ホテル21世紀」を取り上げたい。
「ホテルタニュー」の展望風呂のような施設がある訳ではなく、
単純に、自分が名桜大学を受験した時に青ざめて宿泊したという思い出があるだけである。

今回のタイトルは「さよなら20世紀」という深夜番組名のパクリ(正しくはインスピレーション)で、
ただ単に、20世紀に存在した思い出の物を爆破するだけの番組なのだが奥深い味わいがあった。
過去のしがらみ、感謝、悲しい思い出、楽しい思い出を噛みしめつつ決別しなくてはならない時がある。
過去を断ち切る、思い切った決断が必要なのである。

名護観光を支え、沖縄観光の発展に寄与してきた栄光がどことなく寂しく映る。
悲しくも立派な「悲壮さ」という言葉を噛みしめたい。
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【写真:名護市、ホテル21世紀】
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2012年04月16日

大谷ゼミ活動紹介2011年度D、2012年度@

ようやく更新できる僅かな時間を確保することができた。
台湾雑感から独り言の心得まで謎の更新が続いたが、卒業式と最近の出来事に関して書込みを行いたい。

2011年度の卒業式では、18名の4期ゼミ学生が卒業した。
ほどんど進路が決まり、今頃は新たな生活でそれぞれが苦悩を抱えつつ頑張っているであろう。
Facebookは怖いもので、連絡しなくては知り得ない情報の一部も既に認識済みである。
伊是名を再訪し、ゼミ4期生から報告書を直接に提出できなかったことが唯一の心残りである。
ゼミ4期生はそれなりに自主性があり、学生同士仲が良くチームワークも多少あるゼミであった。
そりゃだれでもゼミ1期生の印象と記憶は強いもので、時代変化もあるが改めて1期のパワーを感じた。

6期生は、当初からは10名ほど、最終的には4名を迎えることはできなかったが15名の新メンバーとなる。
それぞれの期待と心配が混じり合う。毎年のことだが、課題を解決しつつさらに質を高めたい。

最近、最も心が動き、共感した一コマを。
AIRのアルバムに「Dive&Dive」という曲がある。車のオーディオはもちろん大音量で、
「ほとんどもう意味などない」という内容を聞いたその瞬間である。
恐らく自分だけが共感できる謎の内容で締めくくるが、今後も気軽に更新していきたい。

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【写真:ガーデンパーティー復活を願う嬉しく華やかな名桜大学卒業式】
posted by k.otani at 06:26| 沖縄 曇り| Comment(0) | ゼミ活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月04日

2012年度の心得

早朝の朝日を横目に帰宅し、即出発のその前に。

毎年この時期は専門ゼミの学生選考に追われ、希望者全員を受け入れることはできないが、
新しい教え子への期待も交じる辛くも楽しい時期でもある。

2011年度を振り返る前に、自戒の念を込めて小職&研究室の心得を一つ。
・4年連続「初心を忘れるな」…初心を忘れたら人間は終わり。
・2年連続「熱心かつ効果的に」…費用の概念を忘れたら終わり。
・初登場「人の振り見て我が振り直せ」…常に謙虚たれ。棚にあげたら終わり。

ただの独り言であり、毎年心に秘めるテーマの無意味な公表であった。
次回は、前回書き込み通りのまともな内容で更新したい。
posted by k.otani at 06:58| 沖縄 曇り| Comment(1) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

12年ぶりの台湾とブログ1周年記念

最近は、ブログ更新しているヒマがあるなら仕事の期限を守れ!という声を恐れて更新が滞っている状況である。
(それは当然のことである)

ただいま台北に滞在中で、那覇⇒東京・千葉⇒台北⇒屏東⇒高雄⇒台南⇒高雄⇒台北という移動を終えようとしている。
大切な業務のおおよその成功とブログ1周年を記念して強引な書きこみを行いたい。

12年ぶりの台湾滞在では、業務につき思い出の基隆と高雄港には当然行っていない。
学生時代の船旅、与那国を過ぎた辺りでのテレビの映り変わりと早朝の高雄港にそびえ立つ高雄85は今でも鮮明である。
沖縄との関係や類似性も含めて台湾は大きな魅力を持っている。

前回の更新後には卒業式という大イベントがあったが、そちらについても今後はしっかり更新および報告していきたい。

2つの記念すべき日は完全に忘却され過ぎ去ってしまったが、それほど充実した1ヶ月であったとも言えるのかもしれない。

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【写真:古き日本が香る台鉄台南駅・高雄駅、近代的な左營駅】
posted by k.otani at 06:21| 沖縄 晴れ| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月04日

大学教育の本質を教育者および研究者として考える@ −京都からの報告−

京都王将で餃子をたらふく食らった満腹感の中にも関わらず見事に偉そうな表題である。

しかし、常日頃自問自答するべき、そしてしなければならないことである。
京都は人文系のみならず社会科学でも一歩先行く、そして少し違った歩幅とでも言うのか、
その気質や研究スタイル、考え方などを常に感じる。そして京都はFD先進地域でもあると言える。

FDとは大学における教育のあり方、教授法の開発、教員の資質向上などを目的とした重要な活動である。
大学が育成する学生(人材)と企業が求める人材というキャリア教育をメインテーマに、
教育研究機関としての大学そのもの、その根幹を考える良い機会となった。

教育学または教育工学の専門外の素人が偉そうに語るが、
大学が育成するべき人材というのは、曖昧で抽象的で一部は主観的でもある。
ただ、今回のFDでも「人間性」という曖昧な概念も重要なウェイトを占めていた。
お世辞が言えて空気が読める世渡り上手だけではない、しゃべりが上手いだけでもない、
履歴書や就職活動マスターだけでもない、知識豊富で専門性が高いだけでもない、
社会に必要とされる、そして一人の大人として社会に出ていく学生をどう教育するのか。

キャリア教育が就職活動支援のみに終結しないように、大学生活での葛藤を含む、
本来の専門教育、とくに専門的ゼミ活動を通した協調性や調査能力、課題解決能力、自問自答能力、
フィールドワークなどによる社会との関連性などを身につけることが一つの本質であるような気がした。
上記のような「大学生」は恐らくホンモノの「大学生」で、社会人である。
続きはまたの機会に。

最後に、「資生堂」の企業理念『「一瞬も 一生も 美しく」あるように。』(お客様や企業、社員、社会が)
という思いやりとホスピタリティの高さに思わず涙腺が緩んだことを告白して、京都からの書きこみを終わりたい。

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【写真:京都産大前バスターミナル】
posted by k.otani at 01:16| 沖縄 曇り| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月26日

食堂車とグリーン個室と卒業生は永遠に −旧型新幹線の引退を通して−

懐かしい教え子からの連絡と再会がこのところ途絶えない。
自分の恩師への大変なご無礼を省みれば、自分とは比較にならない立派な卒業生である。

そして、相も変わらず月日の流れを身に染みて感じ…、前回と同じパターンである。
そこで、今回も感傷的発言を撤回して、新幹線という全く関連も意味もない話をしようと思う。

山陽新幹線0系引退前にも、懐かしのビュッフェ車とアナログ速度計を目に焼き付けてきた。
鋭い目に16両二階建て連結で食堂車にグリーン個室のフル装備を思い出すと、4両編成の100系の哀愁は相当であった。
しかも、その100系も限界ギリギリでついに引退。
そして、こだまグリーン利用「ぷらっとこだま」を愛用した300系もまさかの引退。
ありきたりな言葉過ぎて腹が立つが、速度と輸送人員、環境の経済的効率性に「楽しみ」は負けた。
情報と速度によって時間的空間的距離を短縮する国土均衡発展思想にも負けた。

広島発博多行、姫路行、レアな行先だけでも相当な魅力で、通過を楽しむ時の車種バラエティーも相当なものだ。
東京から小田原付近までは車窓を眺めて、トンネルが多い三島付近では冷凍ミカンを食べて、
浜松を過ぎたあたりから食堂車に並びハンバーグ、米原では雪に触れ、京都を過ぎると急激に旅の終わりが迫ってくる。

韓国国内の距離でも「クルーズ列車」があるのに日本は何故…と、こどものような嘆きをつぶやき、
思い出は永遠だ!と、こども心にかえることを抑えつつ、年を重ねていくのであろう。
過去振り返り系つぶやきは避けたいところだが、東京からのつぶやきであった。

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【写真:0系と700系、ビュッフェと速度計、哀愁の100系、300系】
posted by k.otani at 03:13| 沖縄 雨| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月16日

定着した「カラー」は強い −軽食エイを題材として−

教え子と再会する機会が最近多い。

リポビタンDの有り難い差し入れや、多忙にも関わらずの顔だし、結婚報告や留学前の挨拶、
企業訪問先で偶然の再会…、活躍を嬉しく思うとともに、月日の流れも身に染みて感じている。

研究室や在籍学生、OBOGの「特色」という意味での研究室「カラー」も少しは定着してきたのであろうか。
自分は幸運にも学部、修士、博士と全て異なる大学の研究室に所属することができたので、
一様ではない多様な「カラー」を体得できたつもりになっている。学びや研究の本質はどこへ行っても何も変わらないが。

つまりは現4年生の卒業を控え、12年前の自分に重ね合わせて多少なりとも感傷的になっているのである。
つくづく月日の流れは早いなあ、と。

そこで、感傷発言を翻して、今昔の名護を不完全な記憶で綴るという全く意味のない話をしようと思う。
名桜大学生の関与度が高いものでいえば…、イチオシは「エイ」と「吉野家」だろうか?(食い物屋ばかり!)
「重食」と言われてやまない「軽食エイ」は、カレー持ち込み禁止でありフォークボールで有名なバッティングスタジアム21の消滅とともに、名護球場前から現在の北部合同庁舎近くに移転した。
ちなみに、現在のエイ向かいにある「何でも屋」も大北からの移転である。大北家具屋?そんな感じであった。
アゲサンドは無くなったが、エイのカツカレーの美味しさと重さ、ソバセットの威圧感と値段は当然であるが全く変わらず。

エイのカツカレーを食わずしてホンモノの名桜生とは言えない!という暴言を吐いたところで、
卒論と採点の山に青ざめてきたので、卒業生の活躍と、ゼミ生卒論発表成功を願いつつ、下らない話はここまでにしたい。

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【写真:いつも美味しく営業中】
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2012年01月29日

大谷ゼミ活動紹介2011年度C

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北部広域市町村圏事務組合との共同事業である「やんばる観光ガイドブック編集事業」の一環で、
一昨日から沖縄県伊平屋村、そして現在は伊是名村に3年生16名とともに滞在中である。

この活動の内容と目的は以前にも紹介した。今回は離島編として2泊3日伊平屋〜伊是名強行突破調査である。
平成23年度事業で期日が迫ってしまったが、官学連携のモデル事業としては「まずはやってみよう」が重要であると思う。
伊平屋から伊是名に渡たるので、フェリーに車を載せられなかったこともあるが、
移動と観光案内も含めて両村には多大なご協力を頂いた。(この場を借りて感謝申し上げます)

ガイドブックに掲載する地元大学生目線の観光資源紹介、
調査および取材した写真や情報を記事にしていくので今後が勝負、学生に期待!である。

今回は船に3回、バスでの移動、乗り物酔いが凄い私にとっては、常にフラフラでフワフワな状態だ。
特に、伊平屋村の野甫から伊是名の渡し船は、具志川島や海峡など期待通りの景色と揺れ方だった。
自分の経験であるが、学生時代のフィールドワークで味わった調査や目に焼きついた景色は今でも鮮明である。
(いつまでも鮮明であるかもしれない!)

楽しく学ぶ、学びの中にも楽しさ、これは「苦しい学び」と同等に大切なことである。
教育効果の客観的測定は難しく、「何かやりゃ良いんだ」ではダメだが、
「何でも何時でも何かを学ぼうとする姿勢」こそが大事なのではと思う。
(もちろん、大学の「出口」としての結果も重要なので、言い訳ではないですよ)

またすぐ週明けで慌ただしい日々がはじまる。少なくとも3日間はフラフラ状態が続くことだけは間違いない。
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【写真:伊是名「お決まり」ポーズ、魅力の具志川島】
posted by k.otani at 00:42| 沖縄 晴れ| Comment(0) | ゼミ活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月11日

385M、多野岳ノスタルジー

論文締め切り日に何とか間に合わせることができた、これは恐らく奇跡だ。
犠牲も大きかったが、今後色々なことを見つめ直す良い機会ともなるであろう。

タイトルにもあるように、2012年元旦をもって「ホテルタニュー・ウェルネスリゾートオキナワ」が閉館した。
羽地内海、名護湾、八重岳、名護市街地が一望できる展望風呂に入ることはもうできない。
学生時代、草野球を終えた後に外来として利用した「いこいの村」も今はもうない。
7回4失点完投負けという、数字的に唯一まともな試合後に直行したことを記憶している。
(たぶん、どうでも良すぎて当時の友人も誰一人として記憶していないであろう)

その時の、羽地内海の綺麗なこと。沖縄に少ない公共的共同風呂だけでも復活してほしい。
現在、名護市において施設の後利用を検討中とあるが、プロポーザル方式でホテルか福祉施設にでもなるのだろうか。

話は脱線するが、ネーネーズをご存知であろうか。沖縄民謡の素晴らしい女性歌い手であり、
名曲あり王道あり変化球ありで常に進化し、ポップ過ぎず垢ぬけない懐かしい歌謡曲風楽曲が多い。
展望風呂閉鎖を惜しみながら、直筆サイン入り『愁』を聴いて何故か感じたことがある。

良いもの、変わってはいけないもののなかにも必ずある改善点を見極めることが必要で、
思い上がった時点で次はもうないのだろう。

さて、いよいよ哀愁が漂い、脱線から元の話に戻ることが困難になったので、
名スポット消失という残念な話題提供で終わりたい。
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【写真:同僚の先輩先生方と多野岳近辺で彷徨う】
posted by k.otani at 04:07| 沖縄 曇り| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月03日

2012年新春に何を想う

あけまして、2012年も宜しくお願い致します。

専門外なことを、数量的な根拠がないままに薄っぺらな雑感を新年早々ペラペラと。

12月31日に、2012年元旦の新聞を眺める。沖縄県内2紙、日経など数日間かかるが斜め読み。
「県民アンケート、ドン・キホーテやリッツ、リーガロイヤル県内進出」(以上琉球新報)。

琉球新報2012年1月1日21面では、元名桜大学学長の東江平之先生が述べられていたように、アンケート結果から
沖縄県民は「沖縄を誇りに思い暮らしやすいが内向きで基地問題や経済に不安」と言ったところであろうか。
主に県外資本の進出により、都市生活面では本土大都市部の利便性と大差なく、
いままで課題であった富裕層向けのホテルブランドも充実してきた。喜ばしいことである。
キャンプキンザー海岸側にショッピングモール案、泡瀬ライカムゴルフ場跡や宇地泊に巨大SC、
そこに不透明だが大規模な基地の跡地利用、交通体系再構築、那覇空港拡張、客室数供給過多と淘汰、
予算制約下の無差別曲線、効用の最大化、競争原理、消費者行動を思い出せば、ごくごく自然に望ましいことである。

ただ、多少陳腐的な言葉ではあるが「グランドデザイン」が欠けていることは自明だろう。
ゾーニングと埋立など土地利用の面、「沖縄」観光開発の面、県民生活の面、
あまりにも「予算制約」を軽んじ過ぎてはいないだろうか。
生活欲求と観光客欲求のバランスが心配である。「公」の介入と干渉のレベルも難しい。
日本をはじめ、沖縄県にも問題は散在しており、
その多岐にわたる諸問題が一元把握できていないレベルに達していると感じる。

この対案なき薄っぺらな雑感はキリがなく、手遅れかもしれないが無知を露呈する前に切り上げようと思う。
posted by k.otani at 14:05| 沖縄 曇り| Comment(0) | 観光学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月23日

情操ロジックモデル

奥深い意味がありそうで意味の分からない語呂から失礼。


最近、当ブログの「過去」を向いた記事の多さに気がついた。

ノスタルジックでセンチメンタルで哀傷的発言で、
さらに懐古主義で過去を美化し、未来に希望が薄いという深層心理なのだろうか?
自分では思いっきり前向きな気分でいるのだが。

しかも、自分の主たる専門分野が政策の事前評価でもあり、
過去現在未来をバランスよく範疇としていると恥ずかしながら自負している。

12月16日、名桜大学総合研究所にて、「地域づくりと観光」シンポジウムが開催された。
奈良県立大学地域創造学部の安村先生を基調講演にお迎えし、光栄なことに小職も登壇させて頂いた。
シンポのテーマは、community-based tourismや地域住民の満足度などに収斂した。
安村先生の御講演から学ぶことは多く、改めて自分の研究方向性にも僅かながら確信を持つこともできた。

人々の価値観や満足度を測るため、
世界価値観調査やブータンに代表される「幸福量」指標の開発が盛んであり、我が国でも複数開発されている。

ただし、数年前にも直面したのだが、自分の対象は事前評価にあり、
効率性すなわちプロジェクト妥当性を判断する社会的費用便益分析と、
生活の質または満足度変化をもって社会的効率性とする評価基準を補完モデルとして念頭においている。
人間の欲求や満足、または悲しみに関わる仕組みは複雑で、その緻密なロジックモデル構築は困難を極めるといえる。

まさに定量的分析と定性的分析の両立、そのトレードオフは回避しなければならない。
数量的表現とあわせて、当然のことながら「ものごと」のロジックも追求していきたい。


posted by k.otani at 06:28| 沖縄 曇り| Comment(0) | 観光学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月19日

辺土岬、辺戸岬、辺戸岬レストハウス、それぞれの時の流れ

cape_hedo1.JPGその場所に、「辺土岬」はなかった。

しかし、恐らく7年ぶりの辺戸岬に行ってみたいという気持ちにさせてくれるには十分だった。


学生時代、あまりの高級さに手が出なかった「辺戸岬レストハウス」。(定食で1,000円位だったが)
一階のお土産屋をウロウロ、ちんすこうを試食して二階のレストランへ上がる階段を横目に店を出て、
隣の吹きっさらしのパーラーで沖縄そばを食べた。(これまた非常に美味かったが)

2011年12月、鹿児島県与論島もキレイに見えたが、そこに「辺戸岬レストハウス」はなかった。
おきなわワールドを運営する鞄都に問い合わせてみたいが、見事に閉鎖、廃墟。
レストハウスに関しては、僅かな情報の断片の記事がネットで見つかったが詳細は不明である。


学生時代に何度も意味なく辺戸岬までドライブをした思い出と、
全国チェーン店にはない「沖縄らしい」与論島展望レストラン復活の期待を胸に、帰路についた。

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【写真:辺土⇒辺戸、辺戸岬レストハウスであった建物】
posted by k.otani at 05:03| 沖縄 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月05日

兼観光と旅行

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学会発表の出張につき、なんば駅真上に滞在した。

観光統計上の「兼観光」の通り、知見を広め、アイディアの感覚を磨くため、
学会終了後は大阪の都市観光視察(言い訳がましい)に出向こうと思ったものの、
体力の限界で引きこもったことに後悔しつつ、何とか仕事の遅れを取り戻そうと
デスクに向かいながら、ホッとしたのか全く何も手につかず、出張の写真を見返した。

道頓堀橋とえびす橋界隈、天王寺界隈の変化が目に付いた。
完全主観の大阪の魅力は3〜5車線一方通行の「筋」(御堂筋および四つ橋筋が代表)、
餃子の王将の多さ、まちの雑踏と雑然さなどと感じるが、
何か少しキレイになってしまっているのである。もちろん都市再開発は素晴らしいが。
ここ2年で10回程度しか訪れていないので、ただの錯覚および偏見があることは間違いない。
しかも、「旅人の目」からの全くの押しつけでもある。

そのまちの変化をみたかったのだが、念願の再開発「あべのキューズモール」にも行けず、
沖縄未上陸の本場京都王将で餃子&炒飯も食べれず・・・、
もはや兼観光が行き過ぎると・・・、やはり観光統計は難しい。産業側は「旅行統計」でスッキリする。

【写真:道頓堀界隈、ソウル清渓川】
posted by k.otani at 05:12| 沖縄 晴れ| Comment(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

大学立地の経済波及効果と「日常生活」

休日出勤の日、珍しく帰りが早かったので名護TSUTAYAにperfumeのGLITTERを買いに行った。
音楽性の相違から理解されにくいが、重めのロックやポップを聞く人にはファンが実に多い。
必要のない特典ポスターが貼り付けられていたので、なんとなく恥ずかしさが増長し、
さらにレジが名桜の女子学生アルバイトさんであったのでさらに増長…。
「ポスター狙っていたんですか?」と笑顔で聞かれ、苦しい言い訳の虚しさ。
僅かばかり引け目を感じている証拠である。


ところで、やはり感じたことは名護市の飲食店や小売業における名桜生アルバイト率の高さである。
極秘会議と銘打って新規レストランに入ろうものなら「あ、先生」、
コンビニ、ラーメン屋、ボウリング場、ホテル…、名桜生ではない確率の方が低いかもしれない。

学生をはじめ、教職員など大学関係者が名護で消費する。
小規模都市の特徴でもあるが、大学立地における消費の波及と雇用効果を実感できるのである。
もちろん、上記のような波及効果計測、すなわち大学立地の産業連関分析は一般的であるし、
名桜大学をはじめ多くの事例が存在する。

関係者数の多寡でも効果は大きく変化し、小規模な市内の取引関係を正確に把握することも困難で、
このような産業連関分析はあくまで仮定に基づく「大雑把な」推測モデルであるともいえる。
(県内産業連関表に基づくが、県内市内別支出内訳のみでは名護市への正確な効果計測は困難)
とくに、効果を予測する場合は「こうなったら」や「恐らく」を踏まえたシミュレーションである。

できる限り多くの大学関係者が名護に住み、できる限り名護で消費することが、
大学立地の経済波及効果を大きくすることの一つの方法だが、名護市に在住できない人もいる。
市内産業連関表の信頼性と効果予測モデルの前提は実に曖昧だ。
消費性向や地元購買率に関するアンケートの質を高める必要性もあるが、
名護在住者数、消費額、波及部門、そして「人間の感情」という主観性もある。

見出しの例のように多少なりとも「恥ずかしい」場合、消費を控える人もいるかもしれない。
論理の飛躍が甚だしいが、人間感情も勘案して「シミュレーション」するべきであろう。
posted by k.otani at 03:24| 沖縄 曇り| Comment(2) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする